観ずに死ねるか!不朽の名作「ブルース・ブラザース」の魅力

2016年9月17日土曜日 映画

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http://decider.com/2015/06/16/five-things-you-didnt-know-about-the-blues-brothers/

歯磨き粉って、「なくなりそう」と思ってから1週間くらいネバれますよね。あいつらエエ根性しとるわ。

どうも、粘り強さでは歯磨き粉にも劣る管理人です。先週の日曜日、テアトル新宿で開催された「観ずに死ねるか!傑作音楽シネマ88」出版記念上映会で、「ブルース・ブラザース」を観て来ました↓

観ずシネ
https://twitter.com/eigaoh/

そのレポートを兼ね、改めてこの映画の魅力について振り返りたいと思います!

まずはあらすじ

bluesbrothers
http://bluesbrothersofficialsite.com/n-12808-april-221978-was-the-blues-brothers-second-appearance-as-the-musical-guest-on-snl.html

黒い帽子に黒のサングラス、黒いネクタイに黒のスーツという、全身黒づくめのジェイク・ブルースとエルウッド・ブルースは、ちぎりを交わした兄弟分。そのブルース兄弟が昔世話になった孤児院が、窮地に陥った! 彼らは孤児院を救おうと、かつての仲間を集めて“ブルース・ブラザース・バンド”を再結成し、そのコンサートの利益を孤児院に寄付しようとするが……。

1977年に、アメリカのTV番組「サタデー・ナイト・ライブ」で大人気だった、ジョン・ベルーシ&ダン・エイクロイドの同キャラクターの映画化。彼らが起こすてんやわんやの大騒動を、歌と踊り、スリルとスピード、笑いとアクションで描いたコメディ映画。まさに息ピッタリのジョン・ベルーシ&ダン・エイクロイドの、ハイ・センスな笑いが最大限に昇華されている。(引用元:allcinemaさん)

公開されたのは1980年。ぼくが生まれた年です。当然、リアルタイムでは観ておりません。初めて観たのは大学生の頃かな。当時のぼくは、ブルースにも疎かったしジョン・ベルーシが誰かも知らなかったし童貞だったし、この映画のスゴさをいまいち理解できませんでした。

ただ、ナンセンスギャグのオンパレードに度肝を抜かれたのは覚えています。バズーカー砲を抱えてジェイク(ジョン・ベルーシ)を狙う謎の女(キャリー・フィッシャー)とかね↓(笑)。

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http://www.shortlist.com/entertainment/films/15-things-you-probably-didnt-know-about-the-blues-brothers#gallery-9

監督は、マイケル・ジャクソンのスリラーPVを撮影したジョン・ランディス。ベルーシ主演のコメディ映画「アニマルハウス」で大ブレイクした監督です。

この映画はジョン・ベルーシの遺作最後のヒット作でもあります。※生前最後の作品は「ネイバーズ」でした。SNL黎明期を支えたこの天才コメディアンは、本作公開の2年後に亡くなっています。死因はドラッグの過剰摂取(オーバードース)。33歳でした。

もうひとつ。「ゴーストバスターズ」で有名なダン・エイクロイドですが、正しい発音(に近い表記)はダン・アクロイドなのでご注意を。音楽評論家の丸屋九兵衛さんがブーブー文句言ってました(笑)。皆さんも今後は「ダン・アクロイド」と表記するようにしましょう。じゃないと九兵衛さんにシバかれますよ!

魅力その1:オープニングがカッコいい

オープニングからめちゃカッコいいですよね。刑務所の門が開き、ジェイク(ジョン・ベルーシ)にババーンと後光が差す感じ。文字通り、ジョン・ベルーシがその短き生涯の中で最も輝いた瞬間ではないでしょうか。

観ずシネ上映会で上映されたのは通常バージョンでしたが、エクステンデッド版には「ジェイクって奴はどこだ?」と看守が探すシーンが挿入されていて、アメリカンニューシネマの傑作「さらば冬のかもめ」を彷彿とさせるオープニングに仕上がっています。

魅力その2:音楽ゲストが豪華すぎる

本作にはR&B界の大物アーティストが多数出演しています。ジェームス・ブラウン、アレサ・フランクリン、レイ・チャールズ(動画↑)、ジョン・リー・フッカーなどなど、日本でも有名なビッグネームがずらり。

なかでも丸屋九兵衛さんが強調していたのがキャブ・キャロウェイの存在。「お前ら、キャブ・キャロウェイの偉大さを分かっているか?」と。

キャブ・キャロウェイって人は1907年生まれで、かのジェームス・ブラウンが生まれる遥か前の時代に活躍していたミュージシャンなんですって。本作でも披露される「ミニー・ザ・ムーチャ」は禁酒法時代最後のヒット曲としてその名を知られているようです。

そんな伝説的ミュージシャンがこんなおバカ映画に出ちゃうんですからスゴいですよね~。

魅力その3:ド派手なカースタント

ショッピングモールで繰り広げられるド派手なカーチェイスは、閉業した実際のモールを使って撮影されたもの。セットじゃなかったんですね。でも駐車場に置いてある車は借りてきた新車なので破壊せず(笑)。映画評論家の松崎Bさん情報です。

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http://www.shortlist.com/entertainment/films/15-things-you-probably-didnt-know-about-the-blues-brothers#gallery-7

クラッシュシーンも凄まじい。破壊された車はなんと103台。当時の世界記録だそうです。この最多クラッシュ記録は2003年公開の「マトリックス・リローデッド」まで抜かれませんでした。

でも松崎Bさんに言わせると、1カットに写るパトカーはせいぜい6台くらいで、編集で数が多いように見せているだけらしい。また、1つのクラッシュを別のアングルからも撮ることでアクションを水増ししているとのこと。

見る人が見れば分かるんですね~。

魅力その4:カメオ出演がスゴい

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http://spielbergfanclub.com/2012/02/video-steven-spielberg-cameo-in-the-blues-brothers/

この人↑、誰か分かりますか? 

そう、若かりし頃のスティーブン・スピルバーグです。1980年公開の映画だから、「1941」で大コケした翌年ですね(笑)。

スピルバーグの他にも、「スター・ウォーズ」でヨーダの声を担当したフランク・オズや、デビューして間もない頃のチャカ・カーン、「ミニスカートの女王」として一世を風靡したトップモデル、ツイッギーも登場します。

アメリカのコメディ映画って、カメオ出演がひとつの楽しみ方になっていますが、その流れを作ったのは「ブルース・ブラザース」なのかも??

魅力その5:全編を通して漂うブルース

本作は、ジェイクとエルウッドが率いるブルースバンドのドタバタ珍道中を描いた作品ですが、そもそもの話の発端は世話になった孤児院を救うことだったんですよ。この時点で、泣かせるじゃないですか。

2人はバンドを再結成するためにかつてのメンバーの元を訪れるんですが、仲間も仲間で情にもろくて、仕事を辞めてまで2人に協力するんですね。「しゃーない。一肌脱いでやっか」と。そこに損得勘定などありません。

この人間臭さ、泥臭さ、哀愁・・・・。昭和歌謡に相通じるものがあると思いませんか??? ぼくはつい、河島英五の「時代おくれ」を思い出しちゃいました。

♪昔の友にはやさしくて、変わらぬ友と信じ込み、あれこれ仕事もあるくせに、自分のことはあとにする~。

こういう情景を「ブルース」っていうんでしょうか。

字幕はイケてないが、絶対に観るべき音楽映画

観ずシネ上映会で上映された「ブルース・ブラザース」がどのバージョンなのか分かりませんが、「字幕がイケてない!」と丸屋九兵衛さんがブチキレていました。「音楽をまるで分かっていない!」と。

ぼく、関係ないのに、お尻の穴がキュッとなっちゃった。これでも一応、字幕翻訳家の端くれですから。自分の作品に対しこんなこと言われたら死んじゃうわ。

でも戸田奈津子バージョンはもっと酷いらしいよ。。。

未見の方は、ぜひご覧ください。これを観ずに死ねませんよ! では今日はこの辺で。また来週~。

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